落とし穴に注意!セラピストが夢見る自宅サロン開業について

リラクゼーション業界で働くセラピストにとって、自宅サロンの開業に憧れる方も多いのではないでしょうか。

特に女性は結婚や子育てなどで家庭とのバランスをとって仕事を続けていこうと思った時、手に職のセラピスト業は場所を選ばす続けられるメリットがあります。

ですが自宅サロンの開業は簡単そうに見えて、実際にやってみると意外と大変なものです。

ここでは自宅サロンを開業する前に注意すべき点や落とし穴など紹介していきます。

 

自宅の一室を施術ルームにして開業する時の注意

場所を借りて開業するには家賃や設備費や交通費などが掛かりますが、自宅の一室なら費用がだいぶ抑えられますね。

ですが注意が必要なのは、まず住宅の営業許可。

共同住宅の場合、許可なく勝手にお客様を呼び込むわけにはいきません。

また無事に許可をもらって営業を始められても、チラシのポスティングや居住者以外の不特定多数の出入りを快く思わない住人からの反対で営業できなくなってしまうなんて事も。

※税務署へ開業届を提出し、確定申告を行なうのもお忘れなく!

 

備品・内装・販促・・と、費用が意外と掛かる

ベッド・イス・タオル・スリッパ・着替え・商材・サービスティーなど必要な物を揃えると同時に、内装にも気を遣わなくてはなりません。

施術ルームだけでなく玄関やトイレなど、お客様の目に触れる場所は生活感を抑えてリラックス空間を演出できるように工夫する事と、常に綺麗にしておく事が肝心です。

またお客様として来て頂くわけですから、肌に触れるものには特に気を遣う必要があります。しなびたスリッパやヨレた着替えを出しては興ざめしてしまいますので、買い換える費用も掛かり続けます。

予約受付用の電話も、携帯番号ではなく固定電話の方がお客様は電話を掛けやすいです。

1人暮らしでなければ家の電話と予約受付用の電話を分ける必要が出てくるかもしれません。

そして集客の為に掛かる広告費用も大きいですね。よほど成功している場合以外はランニングコストとして掛かり続けます。

 

やってみて一番苦戦する事

ネックになるのが、通りがかり集客がほぼ見込めない事。

どうやって新規集客をするのか、リピートしてもらうのか、真剣に戦略を練ってから始めないと即ギブアップとなってしまうでしょう。

ターゲットを明確にしてコンセプトを考え、提供するサービスの差別化を図る事。

価格が安くては儲かりませんので、希望する料金でお客様に通ってもらうにはどうしたら良いか・・など、事前によく考えてから行動する必要があります。

〈よく聞く失敗例〉

  • 知り合いや紹介で来てもらう場合に安くしていたので儲からなかった
  • 紹介や口コミで簡単に集客できリピートもしてもらえると、自分の腕を過信していた
  • サロンや施術者の情報公開を制限していた為、集客に大変苦戦した

 

最後に

私もセラピストとしてそれなりに経験を積み、指名をたくさん頂けるようになった時期には「いつか自宅サロンを開業して自分のペースでセラピストを続けていけたらいいな」なんてぼんやりと憧れを抱いた事もありました。

ですが「自分でもやっているけど限界があるので掛け持ちで働ける場所を探している」と面接に来られる方も多く、実際に自宅サロンで苦戦している方を見ると、セラピストとしての腕だけでなく、周囲の環境や経営・マーケテイングなど様々な能力も必要で、長く続けていくのは簡単ではないのだと分かりました。

自宅サロンの夢を実現させるには、決して焦らす家族ともよく相談し、色んな勉強をしながら経験を積み、しっかりと戦略を練って目指しましょう!

 

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